2020年3月22日(日曜日)

笠山椿群生林の解説板とリーフレットが完成しました

つながり発見の広場 笠山椿群生林を楽しもう!

この度、萩市椿東の笠山椿群生林内の遊歩道に、新たに案内・解説看板を全9カ所設置し、同時に新しいリーフレットを作成しました。
笠山椿群生林の解説板の写真01
笠山椿群生林のリーフレットの写真01

約8,800年前の噴火でできた火山「笠山」の裾野に広がる椿群生林は、溶岩で出来た大地の特徴と、その上で繰り広げられた自然と人とのかかわりあいを感じることができます。25,000本のヤブツバキが咲く冬の時期は、毎年「萩椿まつり」を開催し、多くの人で賑わっていますが、その他にも荒々しい溶岩の流れた痕跡や、冷気の噴き出す風穴、潮の干満が起こる池、それらの環境が生む独特の生態系、そして、人々がその中から木材や石材、海産物を得ることで文化を育んできたことを見つけることができる場所です。
そのことが良く分かる景色を切り取り、その景色から発見できる大地と人のつながりを紹介する解説板になっています。
併せて、その解説板と連動したリーフレットを5,000部作成し、笠山周辺の施設に設置しました。このリーフレットを持って群生林内を周遊することで、それらのことがより分かりやすく巡ることができます。

笠山椿群生林の解説板の写真02
笠山椿群生林のリーフレットの写真02
その景色から火山の活動を感じ、生き物の姿から環境に合わせた命の営みを感じる。そして、人の暮らしの景色から大地と向き合うことの大切さを感じていただけるものと思います。

コロナに負けるな!大地を楽しめ!

さあ!笠山椿群生林は、開花のシーズンだけでなく1年中楽しむことのできる場所に生まれ変わりました!
新型コロナウイルスの影響でガイド活動はお休みしていますが、ご自身で巡っていただける環境が整いましたので、多くの方に楽しんでいただきたいと思います。