萩ジオWeb講座 基礎編
ジオパーク事業の基本的な考え方を動画で解説します。
合わせて、必ず関連資料や関連リンク先の記事を熟読してください。
①~④の資料ダウンロード
⑤~⑥の資料ダウンロード
①ジオパークとは?
地質遺産の大切さを広める事業
ジオパークは社会が重大課題(地質資源の減少、地球温暖化、大規模自然災害など)を解決し、持続可能な発展を遂げるために、社会における“地質遺産”の重要性を高めるユネスコの事業です。日本ジオパークはその理念に則って活動しています。
②地質遺産はなぜ重要?
持続可能な開発の決定要因
過去の地球活動でつくられた“地質遺産”(岩石、地層、地形など)はあらゆる空間・時間スケールの「地球のしくみ」を記録しています。その情報は、地球本来のシステムを狂わすことなく人間社会が発展するための、持続可能な開発の手法を決めるために必要不可欠のものです。
③ジオパークの地域活動
ルール、研究・技術、人
ジオパークは保全、教育、持続可能な開発が一体となった考え方のもとで“地質遺産”を管理します。その内容を大きく分けると「ルールづくり」「研究・技術開発」「人づくり」の3つの活動があります。これらは互いに深い関係にあり、地域のあらゆる分野の人々が関わり合いながら進めていくものです。
④知識と意識が伝わる環境づくり
体験と発見ができる環境
ジオパークは人々に地球のしくみに関する“知識”と地質遺産に目を向ける“意識”を広めます。知識と意識が人々に伝わるには、見たり聞いたりするだけでなく、対象者が自ら「体験」と「発見」ができる環境を整えることが重要です。
⑤ジオパークの“認定”とは?

正会員としての加盟認定
日本ジオパークの認定とは、正確には『NPO法人日本ジオパークネットワーク』への“正会員加盟の認定”です。優れた場所や物を示すものではありません。認定地域は自らの発展だけでなく、団体の一員として社会貢献活動に取り組みます。認定地域は4年ごとに再審査を受け、正会員としての質の高い活動を続けていきます。
⑥日本ジオパークネットワークの役割

社会に地球の視点を提供する
世の中の多くの団体や個人が、持続可能な発展のための取り組みを進めていますが、地球規模の空間スケールと時間スケールを視野に入れたものはごくわずかです。日本ジオパークネットワークは、様々な活動団体や個人にそれらの視点を提供し、ともに持続可能な発展を目指します。