2020年5月11日(月曜日)

萩ジオパークの新型コロナ関連の取組状況

新型コロナ関連の萩ジオパークの取組

萩ジオパーク推進協議会は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、在宅応援、教育および地域経済活動支援などの取り組みをしています。

(1) 行事等の中止(3月10日~)
(2) 「ふるさと地球の絶景プロジェクト」の立ち上げ(4月7日~)
(3) 萩ジオパークWeb講座の開設(4月16日~)
(4) 地域の特産品に関するコラム掲載(4月30日~)
(5) 地域の特産品に関するコラムカードの配布(5月14日~)
(6) 地域特産品セットの通信販売サイトの開設(5月22日~)

(1)行事等の中止(3月10日~)

感染拡大の防止のため、予定していた行事を中止いたしました。

● 萩ジオパークフェア2020(3月10日予定/山口市阿東)
● 地球を食べる食堂むつみ編(3月20日予定/萩市)
● 萩市新規採用職員研修(4月16日予定/萩市)
● 萩ジオパーク推進協議会 役員会・総会(5月中旬予定を書面決議へ変更)

(2)「ふるさと地球の絶景プロジェクト」の立ち上げ(4月7日~)

外出自粛や在宅勤務の支援(癒しと希望の提供)のため、ジオパークのネットワークを活用して全国各地の自然景観の映像を収集し公開するプロジェクトを立ち上げました。
● 新たに登録された動画情報がリアルタイムで反映されるデータベースシステムを構築
● 動画を地図や内容から探すことができる特設サイトを開設
● 萩ジオパークからは菊ヶ浜、笠山、須佐ホルンフェルス、畳ヶ淵で撮影した5本の4K動画を公開中
● 1ヶ月で30以上のジオパークが参加し、約130本の動画が集まった
● 世界ジオパークネットワークへも呼びかけてグローバル版の完成を目指す
● コロナ終息後も地質遺産の映像データベースとして教育現場での活用や、学術研究の促進に貢献する

(3)萩ジオパークWeb講座の開設(4月16日~)

インターネット環境があれば誰でもいつでもどこでもジオパークに関する学習ができるように、講義映像と資料をまとめた特設サイトを開設しました。
● 現在はジオパークとは何かが学べる「基礎編」の4回分を公開中
● 日本ジオパークネットワークに情報共有し、全国の新任職員等の学びの場としての利用を提案した(日本ジオパークネットワークHPにリンク掲載)
● 萩ジオパークの大地や人々の暮らしの特徴や活動事例などの内容を公開予定

(4)地域の特産品に関するコラム掲載(4月30日~)

需要が減少する地域の特産品の消費を促すため、地域の地質や地形を始めとする自然環境と特産品の関係性を解説し、商品に付加価値を提供するコラムをWeb掲載しました。
● 萩焼、夏みかん、海産物、農産物の4つの記事を掲載
● 「ふるさと地球の絶景プロジェクト」の動画と連動し、景色を見ながら解説を読んだり、特産品を楽しめる
● 通販サイトへのリンクを貼ることで購買意欲を高める
● 全国のジオパークにも呼び掛け、日本各地の特産品に関するコラム集の作成を目指す

(5)地域の特産品に関するコラムカードの配布(5月14日~)

テイクアウトや通信販売等の地域経済活動促進のため、特産品に関わりの深い景色の写真とコラムを印刷したハガキ大のカードを作成し、配布を開始します。
● 印刷されたQRコードを読み込むと写真の景色の動画を見ることができ、室内にいながらピクニック気分を味わうことができる
● 特産品に関するコラムが商品の付加価値を高める
● テイクアウト商品や通販商品の付属品として利用できる
● 配布店はWeb上のコラム記事と合わせて情報発信し、消費者の利用を促す

(6)地域特産品セットの通信販売サイトの開設(5月22日~)

全国のジオパークから特産品セットが集まる通販サイトの新規開設に協力し、地域の事業者の販路を確保します。
● 通販サイトは福島県会津若松市の企業が無償で企画、開設
● コラムカードの配布と合わせて、事業者が自力で販路の確保が難しい場合でも商品の販売ができるように通販サイトの利用を提案
● 萩ジオパークが商品セットの中身の企画に協力し、前述の動画やコラムと連動した「おうちで景色を見ながら味わう萩のおやつセット、おつまみセット」のような特色ある企画で利用者の購買意欲を高める
● 萩ジオパークが全国のジオパークに呼びかけ、通販サイトの盛り上がりを促す