10/31開催 ジオツアー「萩焼作家さんに会いに行こう」

10月31日（土）、ジオツアー「萩焼作家さんに会いに行こう」を実施しました。萩で暮らす人々に出会って大地と向き合って生きる心に触れる「〇〇さんに会いに行こう」シリーズの一環です。400年の歴史がある窯元「坂高麗左衛門窯」の若き作家・坂悠太さんに会いに行きました。

気持ちの良い秋晴れの中、周囲の景色を堪能しながら歩いて坂窯まで向かいました。到着後は、お抹茶をいただいたり、歴代当主の作品を見させていただいたり、登り窯を見学させていただいたりと、濃厚な時間を過ごしました。

江戸時代は他の土地に赴くことが許されない中で、萩の地で代々試行錯誤を重ねて生み出されてきた技術と、それを受け継ぎさらに高めようと熱心に取り組む坂さんの姿に、心打たれる参加者も多かったのではないでしょうか。

専門員からも、萩焼の重要な要素である粘土は、萩の大地をつくった１億年前の超巨大火山活動と深い関わりがあるという解説があり、大地と人のつながりの奇跡も感じていただけたことと思います。

坂さんには４年ほど前から萩ジオパークの講座やツアーの受け入れをしていただいています。そんな中でご自身も改めて粘土に関心を持ち、400年前に使われていたという地元の土を使って器を焼いてみたそうです。そんな一品も飛び出す展開で、最後まで大盛り上がりのツアーとなりました。