2020年12月11日(金曜日)
小中学校の新採教員向け研修の講師をしました
12月11日(金)に萩市立小・中学校新規採用職員等研修会が行われ、その一部を専門員の白井が講師として対応しました。萩市に着任した新規採用の先生方が、萩市の歴史や自然、先人の教えについての理解を深めることを目的としたもので、例年は夏前に実施されていたものがコロナの影響で時期が遅れ、さらに時間も短縮されての開催です。
今回は1日かけて萩のいろんな場所を巡るという内容でした。萩ジオパークが担当したのは、笠山山頂と須佐ホルンフェルスの2ヶ所です。萩は阿武火山群という小型火山が50か所以上の場所に点在していて、漁業や農業を始めとした様々な産業の土台となっていることや、有名な須佐ホルンフェルスは日本海ができた歴史を教えてくれる存在でもあることなどを、実物に触れたり景色を眺めながら学んでいただきました。とても面白かったという感想が何人からも聞かれ、萩の大地と人のつながりの奥深さや重要性が伝わったようです。
萩ジオパークではここ数年、この研修の対応をさせていただいています。大地に目を向けることの大切さを伝えたり、自然と共に暮らすという意識を育んだりする活動をしていますが、学校で子どもたちに伝えるためにはまず先生方に理解していただくことが大切です。最近では「〇年前に研修を受けたのが印象的でした」という先生からの出前授業の依頼もいただくようになり、確かな手ごたえを感じています。今回参加された先生が子どもたちを連れてきてくれる日が楽しみです。