2021年11月16日(火曜日)
萩焼作家さんに会いに行こう 開催しました!
山口ゆめ回廊博覧会プレミアムゆめ散歩「萩焼作家さんに会いに行こう」を10/30と11/7に開催しました。今回の訪問先は、萩焼はじまりの窯「坂高麗左衛門窯」の若き萩焼作家、坂悠太さんに会いに行きました。伝統を受け継ぎ、この地で暮らす坂さんがどんな姿勢で萩の大地に向き合っているか、その”心”にふれるのが当ツアーの目的です。
いざ、坂窯からツアー開始!…ではなく、徒歩で20分ほど下った場所からのスタート。なぜこの地なのかの意味を探しながら、風景や環境を味わうのも今回のツアーの醍醐味のひとつ。
到着後まずは、坂窯で焼かれた茶碗でお抹茶をいただきながら、萩焼の歴史や作陶の試行錯誤などを坂さんから説明していただきました。初代からの作品が並ぶ展示室では、一点一点手に取りながら後継者ならではの解説に、参加者は興味深そうに聞き入っていました。その後、100年以上使い続けられている登り窯の内部を見学し、他ではできない"体験”を通してその伝統を体感していただきました。
そして、"陶土"に着目した解説を白井専門員が行い、地球科学の視点も提供しました。体験や解説を通し、萩焼の伝統を守りながら新たな方向性を模索する坂さんの心に触れていただけたのではないかと思います。