2022年7月7日(木曜日)

【レポート】
「地球を食べる食堂~須佐ホルンフェルスとケンサキイカ~」開講しました
(2022年7月17日)

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地球を食べる食堂の第3弾「須佐ホルンフェルスとケンサキイカ」を7月17日に開講し、萩市内外から17名が参加しました。

まずは須佐漁港にて須佐男命いか一本釣り船団長の佐々木寛さんにケンサキイカについてお話を伺いました。活きたケンサキイカは、須佐地域では「須佐男命いか(すさみこといか)」と呼ばれています。佐々木さんから、ケンサキイカの特徴やイカの釣り方を学び、獲れたイカを溜める水槽や漁船を今回特別に見せてもらいました。漁場と港が近い地形を生かして、新鮮なイカを提供できる仕組みづくりを徹底して作り上げたことなど、産地を支える生産者の努力に触れました。

ケンサキイカについてたくさん学んだあと、マイクロバスに乗って須佐ホルンフェルスに移動。この日は天気が良く、マイクロバスを降りたつわぶきの館駐車場からは絶景が広がっていました。畳岩に接触している岩場まで降り、少し散策をして、白井専門員から畳岩の成り立ちとイカ漁との深い関係などを学びました。自分の足場付近に何かがあることを知ると、みな一同に白井専門員に向けていた顔を下へ向け、何があるのか探していました。子どもが化石を見つけると、みんな集まり、自分が立っている場所が海だったことを感じた様子でした。

お腹がすいてきたところで昼食会場の須佐漁協へ。昼食を食べる前に、漁師のおかみさんによるイカの捌きを実演して頂きました。イカの産地ならではの技に、皆さん大興奮!一瞬の活き〆めに「すごい!」という声や、活き造りを造るおかみさんの手捌きに「おぉ!」という声があがっていました。

昼食も漁師のおかみさん方にイカを使ったお弁当と、男命いかのお刺身を用意して頂き、舌鼓を打っていました。自分では作ったことがない、おかみさんならではのおかずが入っており、おかみさんにレシピを聞く参加者もいました。お腹がいっぱいになったところで、講座は終わりました。今回はケンサキイカを題材に、大地と人のつながりをおいしく深掘りしました。次回もお楽しみに。

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