2025年5月15日(木曜日)
【レポート】
多磨小学校出前授業
(2025年5月15日)

5月15日は、萩市田万川の萩市立多磨小学校に、白井専門員が出前授業に行きました。5-6年生の総合的な学習の時間で地域について学ぶにあたり、ジオパークの視点で暮らしや産業の特徴を知りたいというご依頼でした。
最初に、3つの地域の砂浜の砂を見てどれが田万川のものかを当てるクイズをしました。一見同じ砂のようでも、色や粒の大きさなどが微妙にちがいます。みなさん、よく観察しながら頭の中の記憶と照らし合わせて答えを導き出していました。国内外のその他の砂浜の写真もお見せして、場所によって大地の成り立ちが違い、景色も違う、ということを知ってもらいました。
後半は、地形が強調された地図をながめながら、田万川の産業や暮らしと大地のつながりを考えてもらいました。田万川で定置網漁が盛んなのはなぜだろう?ここに港があるのはなぜだろう?田んぼはどういう場所にあるだろう?マグマの活動でできた特徴的な「高山」や、時々氾濫する「田万川」が、そういった当たり前の日常に深く関わっていることを知ってもらいました。
萩ジオパークでは、学校の先生向けの研修会を毎年開催していますが、今回の出前授業はそれに参加された先生からのご依頼でした。ジオパークの視点が子どもたちの学びに必要だと思っていただいて呼んでいただけるのは嬉しいことですね。