2026年6月11日(木曜日)

【レポート】

白水小5-6年・総合
~地域に根ざした探究を~

6月11日、白水小学校の5〜6年生12名と、地域を題材にした探究学習の初回を行いました。きっかけは、川上小学校で藍を軸にした探究(川上藍プロジェクト)に取り組んできた先生が、今年度から白水小に着任したこと。「白水小でも、地域に根ざした探究を」という相談から始まりました。
まず、地図をパズルのように組み立てて地形に注目し、この地域は山から阿武川という大きな川が流れてきて、海にそそぐ場所であるということを確かめました。その上で、人の暮らしに近い存在である川の働きを、実験で体感してもらいました。川は、山を削り、土砂や養分を海へと運んでいきます。山と海をつなぐその大きな川の河口にあるのが、この地域です。河口付近では海藻や貝がとれ、とくによくとれた牡蠣は食用としてはもちろん、殻を焼いて畑の土づくりや漆喰の材料に使われていたそうです。大地の特徴に寄りそった、この土地ならではの暮らしです。
ところが今、その牡蠣をとる人はいなくなり、殻を使う暮らしも途絶えてしまいました。かつては当たり前だった、この地域特有の暮らしが、まるごと失われたのです。なぜでしょう。もしかすると、山と海をつなぐ川が、土砂や養分を運ぶという本来の働きを十分に果たせなくなっているのかもしれません。貝や海藻が減ったという話もよくききます。「川や海の生き物を調べて確かめてみない?」「 かつてあった牡蠣殻の利用、やってみない?」。そう問いかけると、「やってみたい!」という元気な声が返ってきました。私たちにとっても未知の世界。子どもたちと共同の探求が、スタートしました。

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