2025年4月22日(火曜日)

【レポート】
高校の地学でも「夢化けの島」!
(2025年4月22日)

4月22日、萩光塩学院高校の「地学基礎」の授業に白井専門員がお邪魔し、授業を行いました。地学は地球の仕組みを紐解く学問ですが、扱う現象の規模が空間的にも時間的にも大きすぎて、科学実験で検証するのには工夫が必要です。「小さな現象から大きな現象を推論する」という地学の分野の特徴的な考え方を学んでいただきました。
題材にしたのは、伊与原新さんの小説「夢化けの島」でも描かれた、萩市見島の成り立ち。約1200万年前の火山噴火でできたと考えられていますが、その噴火の様子を机の上で再現する実験を班ごとに行いました。実験方法は、同じく伊与原新さんの小説「宙わたる教室」に出てきた、重曹とお酢をボトルの中に入れて発泡させて噴き出させるというもの。見島の噴火は、マグマが噴水のように激しくふき出す噴火と、溶岩が穏やかに流れ出す噴火の2種類があったと考えられており、それを再現するための材料の配合等を考えてもらいました。「ガムシロップを混ぜて粘性を高めたら、ドロドロの溶岩が再現できるかも」「反応が進みやすいように攪拌してみよう」など、知恵を絞って何度も試行錯誤を繰り返していました。
思った通りの結果になった時には歓声が上がり、そうでなかった時には修正点を活発に議論する…。生徒さんたちが主体的に考えながら作業する姿がとても印象的でした。
この授業の成果は、5月10日のイベント「本と地球と萩焼と」内で、火山噴火実験ワークショップとして来場者の方々に体験していただけるようにします。高校生たちが考えた見島の噴火の再現実験、ぜひ会場で体験してください。

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